- 2024年5月16日
個人事業主や副業をしているサラリーマンにとってやらなければいけない確定申告。
確定申告はやらないといけないと思いつつも面倒なのでなかなか手をつけられないところ。
ギリギリまでやらないという人も多いかもしれませんが、確定申告はいつまでにやらないといけないのでしょうか。
2023年に確定申告する際の期限について解説します。
確定申告期限
2022年(令和4年)分の所得税確定申告書の提出期間は、2023年2月16日(木)から2023年3月15日(水)までです。
以前は新型コロナウィルス感染防止から延長になりましたが今年の延長はありませんので注意してください。
申告・納税期間は一律延長はなく、個別申請をして承認された場合にのみ延長が可能となります。
新型コロナウイルス感染症の影響により、期限までに申告・納付等することができないと認められるやむを得ない理由がある場合には、所轄税務署長に「災害による申告、納付等の期限延長申請書」を申請し、その承認を受けることにより、その理由がやんだ日から2ヶ月以内の範囲で個別指定による期限延長が認められることになります。
引用元:国税庁「1 申告・納付等の期限の個別延長関係」
また、所得税のほかにも、消費税の納税対象者は2023年1月1日から2023年3月31日までに申告・納税をしなければなりません。
申告期限間際は混雑が予想されるので、確定申告会場で直接提出する予定の方は早めに準備しましょう。
還付申告
還付申告は、2023年2月16日以前でも行えます。
医療費控除も還付申告なので、1月から確定申告できます。
3月15日までという縛りもなく、申告可能になった日から数えて5年以内であれば、いつでも還付を受けることができます。
還付申告は翌年の1月1日から5年間提出できるため、令和2年分の還付申告なら年明けからすぐ提出できます。
この規定は過去まで遡及することができるので、例えば「平成28年分で医療費控除の適用漏れがあった」なら、令和3年の年末まで提出できます。
期限を過ぎてしまったら
確定申告書の提出期限までに確定申告書を提出できなかった場合は、3つの罰則を受けなければなりません。
1. 無申告加算税を払う
2. 延滞税を払う
3. 青色申告特別控除額が10万円だけしか使えない
1.の無申告加算税は、原則として、所得金額50万円までは15%、それを超える部分については20%の罰金を追加で支払うこととなります。
2.の延滞税は、納付すべき所得税に年利14.6%(最大)の罰金を払うこととなります。どちらも個人事業主・フリーランスの必要経費として認められませんので注意が必要です。
3.の青色申告特別控除65万円(もしくは、55万円控除)は、期限内申告が前提となっているため、提出期限を過ぎてしまうと10万円の控除しかできなくなってしまいます。
不要な支出をしないためにも確定申告書の提出期限にはご注意ください。
関連記事
確定申告しないとどうなるの?無申告加算税・延滞税について
確定申告に必要な書類とは
確定申告に必要な書類は以下の書類が必要です。
時間がかかるものもありますので、早めに準備しておく必要があります。
確定申告書
確定申告書には申告書AやBなどの種類分けがされており、状況に応じて使う申告書が変わります。
基本的に申告書Aは個人的な所得や控除がある会社員やアルバイト、申告書Bは個人事業主が使うものになります。
源泉徴収書
1年間の源泉徴収の内容をまとめたものが源泉徴収票です。確定申告の際には源泉徴収票の内容の記入が必要です。
源泉徴収票は毎年12月から翌年1月にかけて会社から受け取ります。
確定申告前に受け取っていることを確かめておきましょう。
控除証明書・領収書
国民年金や健康保険、生命保険などは控除の対象になります。
確定申告時に申請することで節税になるので、忘れずに控除証明書を準備しておきましょう。
広告や接待、通信費など利益を上げるためにかかったお金であれば、経費として申告することで節税になります。
領収書自体を提出する必要はありませんが、保存することが義務になっています。
本人確認書類
本人確認書類として主に次のものが必要になります。
マイナンバーカードがある場合
・マイナンバーカード
マイナンバーカードがない場合
・マイナンバーの記載がある通知カードまたは住民票
・身分証明書(運転免許証や公的医療保険の被保険者証など)
印鑑
・認印(シャチハタは不可)
・口座振替の申し込みをする場合は、銀行印
確定申告する方におすすめ
確定申告の書類の作成の際におすすめなのが確定申告用のソフト。
クレジットカードとの連携や、スマホだけで確定申告もできるソフトもあるので、初めての方でも簡単に確定申告ができてしまいます。
おすすめの確定申告ソフト
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まとめ
確定申告は難しいイメージがありますが、やってみると意外と難しくないと思うはずです。
税金のことを学ぶきっかけにもなりますので、自分で確定申告にチャレンジしてみましょう。
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