宝塚歌劇団「いじめもパワハラもない」「ヘアアイロンで火傷は日常茶飯事」宝塚の異常な体質とは? - ソラ飛ぶイルカ

宝塚歌劇団は11月14日、宙組所属だった25歳の有愛きいさんが9月に転落死した問題についてで会見しました。
木場理事長は「安全配慮義務を十分に果たせていなかった」と長時間労働を認めて謝罪し、12月1日付で引責辞任を発表しました。
しかし、いじめやパワハラについては、外部弁護士らの調査チームの報告書を受け「確認できなかった」と遺族側の主張と正反対の見解を述べています。

本当に宝塚ではいじめやパワハラはなかったのでしょうか?
宝塚の元劇団が異常な体質について証言しています。

ヘアアイロン事件


宝塚のいじめやパワハラについては、週刊誌にも取り上げられた、ヘアアイロンやけど事件があります。

事件の発端

2021年8月14日、宝塚歌劇団の一員である有愛きいさんが、上級生の天彩峰里さんによってヘアアイロンで火傷を負いました。この事件は、劇団内の人間関係の複雑さを浮き彫りにし、多くの議論を呼び起こしました。

事件の背景

宝塚歌劇団では、上級生と下級生の間には厳格な階層が存在します。このシステムは、伝統と尊敬に基づいて構築されていますが、時にはその境界が曖昧になり、問題を引き起こすことがあります。有愛きいさんと天彩峰里さんの間の関係も、この複雑な背景の中で形成されていました。

事件の詳細

事件は、宝塚大劇場での「シャーロックホームズ」公演の稽古中に発生しました。天彩峰里さんが有愛きいさんの前髪をヘアアイロンで巻こうとした際、誤って額に火傷を負わせてしまったのです。この事故は、劇団内での日常的な出来事として扱われ、記録に残されることはありませんでした。

事件後の展開

火傷を負った有愛きいさんは、その後、プロデューサー休演を申し出、一時的に舞台を離れました。
この休演の背後には、天彩峰里さんとの人間関係の問題があったとされています。

メディアの報道と矛盾

2023年1月30日、週刊文春はこの事件に関する記事を掲載しました。これにより、事件は再び注目を集め、宝塚歌劇団は公式な見解を発表することになります。しかし、劇団の公式見解と、有愛きいさんの遺族の証言には大きな矛盾がありました。

矛盾の詳細

遺族は、有愛きいさんが天彩峰里さんによって故意に火傷を負わされたと主張しています。また、劇団の内部調査やメディアへの対応において、遺族の証言と劇団側の報告に大きな矛盾があることが指摘されています。

宝塚の見解

有愛きいさんに対して、『うそつき野郎』『やる気がない』といった発言はすべて伝聞情報といじめ・パワハラは否定しています。
「ただ『うそはついていないか、何度も聞いていた』という状況は何度も確認されている。過密なスケジュールで追い詰められていた状況の中で、上級生からの『指導』が時間的に近接、重複して故人には心理的負荷になったのでは」として、あくまで「指導」であり「パワハラ」ではないと説明しています。

4人の上級生が誰かが話題になっていますが、宙組の生徒の1人が、匿名を条件に打ち明けたのは以下の4人のようです。

宙組組長:松風輝(まつかぜあきら)
宙組男役トップ:芹香斗亜(せりかとあ)
宙組娘役:花菱りず(はなびじりず)
宙組男役:優希しおん(ゆうきしおん)

特に宙組に問題があったとは考えておらず、いじめを目撃したことも、隠ぺいしたこともないという回答でした。上級生がヘアアイロンでやけどを負わせた件は当初「事実無根」と否定しています。

劇団理事で制作部長の井塲睦之氏が「ヘアアイロンで火傷させられるのは日常茶飯事」という旨の言葉はSNSで多くの否定的な意見がありました。

宝塚の異常な体質とは?

元劇団員・東小雪さんは、「ある種の文化として、罵倒するというのがあったので、わたしも(入学して)びっくりしましたと証言しています。
例えば音楽学校の予科生で、お風呂に入らせてもらえなかった、洗濯できなかった、眠れかった、本科生から怒鳴られた、寒い中立ちっぱなしにされたりとか、挙げればきりはないんですけど、コンクリートにひざをついて、真っ赤になるまで謝り続けなければいけない。お風呂の設備があっても、入る時間が与えられない。
洗濯の設備があっても、上級生から使うことを禁じられるなどのおかしなルールに従わされる日々だったと言っています。

状況を外部に告発することは、『外部漏らし』という概念があり、親に言って本科生の耳に入ると、『おまえ何外部漏らしてるんだ』と本当に口汚く怒鳴られる、ののしられてしまうんです。誰かが(外部に)言うと、連帯責任になってしまうので、ますます言えない。外部漏らしは絶対にダメだということを、たたき込まれるんです。宝塚は特殊だし、暴力はダメということを相談するのは、本来何も問題ないはずなのに、ある種夢を売っている劇団員の一員であるという所属感もあるので、相談するという発想も持てないですし」

と宝塚の異常な体質を証言しています。

弁護士の見解と今後の展開

11月10日に都内で会見を開いた遺族の代理人弁護士は、月に250時間を超える時間外労働、先輩劇団員からの暴言やパワハラが自殺の原因と断言し、有愛きいさんは9月29日に開幕した宙組の新人公演のまとめ役を担っていたこともあり、過重労働状態が続いていた。と報告しています。

真相が明らかになることを願いつつ、この事件が劇団内の環境改善にどのように影響を与えるのか、今後の動向が注目されます。

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