井上尚弥6ラウンド TKO勝ちだが1ラウンドダウンも ルイス・ネリは強いのか?

2024年5月6日、井上尚弥選手とルイス・ネリ選手のスーパーバンタム級4団体統一王座防衛戦が、東京ドームで行われました。
井上尚弥選手は、ルイス・ネリ選手に6ラウンド、テクニカルノックアウト勝ちし、4団体統一チャンピオンとして初めて防衛に成功しました。

この試合はボクシング界でも大きな注目を集め、ルイスネリ選手が井上選手にとって手強い相手であることが期待されました。

結果は井上尚弥選手の勝ちでしたが、世界が注目した試合についてネリの強さについて調べてみました。

井上尚弥 vs. ルイスネリ:試合展開

第1ラウンド、井上選手は接近戦からルイスネリ選手の左フックに顔面を捉えられ、ダウンを喫しました。

井上選手のキャリアの中で初めて初回でダウンを奪われるという驚きの展開でした。

しかし、井上選手はすぐに立ち直り、第2ラウンドに相手のパンチの打ち終わりに左フックを顔面に当て、ダウンを奪い返しました。

その後、第5ラウンドではロープを背負いながら再び左フックを打ち込み、相手を倒しました。

そして続く第6ラウンドに相手をコーナーに追い込んでから右パンチを打ち込み、3度目のダウンを奪った際、ネリ選手は立ち上がることができず、試合は6ラウンド1分22秒で井上選手のテクニカルノックアウト(TKO)勝ちとなりました。

井上選手は4団体統一チャンピオンとして初めての防衛に成功しました。

ルイスネリの強さとは?

今回の試合でネリ選手は、井上選手から第1ラウンドにダウンを奪うなど、その実力を示しました。

彼は1994年生まれの29歳で、これまでバンタム級とスーパーバンタム級で世界チャンピオンに輝いた経歴を持ちます。

通算戦績は36戦35勝(27KO)1敗で、彼の強さを物語っています。

彼のスタイルはファイター型のサウスポー。攻撃的なファイトスタイルを持ち、ハンドスピードとパンチ力のあるハードパンチャーとして知られています。

特に、接近戦での爆発的なラッシュで相手を圧倒する姿勢は「Pantera(ヒョウ)」という彼のニックネームにふさわしいものです。

ルイスネリの課題と弱点

その一方で、彼には問題行動や戦闘スタイルに起因する課題もあります。

過去に体重超過やドーピング違反などで問題行動を起こし、日本ボクシングコミッションからライセンスを剥奪されたこともあります。

戦闘スタイルにおいても、攻撃に偏りすぎるため、カウンターを被弾しやすいという弱点があり、また中盤以降にスタミナが切れやすく、ボディへの弱さも指摘されています。

唯一の敗戦は、WBA・WBC統一王者のブランドン・フィゲロア選手との試合で、スタミナ切れからボディーブローでKO負けを喫したものです。

練習不足の面も指摘されており、今回の試合でも徐々に井上選手に追い詰められていく展開となりました。

井上尚弥選手とルイス・ネリ選手のオッズは?

井上尚弥選手とルイス・ネリ選手のオッズは、各ブックメーカーで井上選手が優勢という結果が出ていました。
英国の大手ブックメーカー「ウィリアムヒル」では井上選手の勝利に1.06倍、ネリ選手の勝利には8倍のオッズが設定されています。
引き分けは17倍とかなり高い倍率となっています。

井上選手がKOやTKO、反則勝ちするオッズも1.17倍と人気があり、判定勝ちする場合でも6倍のオッズが設定されていました。
ネリ選手の勝利オッズが8倍となっていることからも、多くの専門家やファンが井上選手の勝利を予想していたことがわかります。

まとめ

ルイスネリ選手はそのファイトスタイルから「強い」と評価されており、事実として多くの勝利を収めてきました。

しかし、彼の課題や弱点も明らかであり、井上尚弥選手との対戦で露呈した点も多いです。

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sakura

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