バスケットボールワールドカップ2023 NBAで活躍する八村塁選手が日本代表で欠場の理由は？ - ソラ飛ぶイルカ

沖縄で開催中のFIBAバスケットボールワールドカップ2023。
この大会で、アジア最上位に入ると、翌年開催されるパリオリンピックへの出場権を獲得できるとのことで、日本代表の勝ち星が期待されています。

期待が集まる中で、日本代表は28日フィンランド相手に18点差からの劇的な勝利で日本中を沸かしました。
29日に開催されたオーストラリア戦は109-89で惜しくも敗退してしまいましたが、NBAで活躍する八村塁選手が日本代表で出場していれば、状況は大きく変わっていたかもしれません。

では、八村塁選手がバスケットボールのワールドカップにでなかった理由はなぜでしょうか？

1. 八村塁選手がワールドカップにでなかった理由は？

八村塁選手がワールドカップにでなかった理由は？

日本人バスケットボール選手として初めてのNBAでのプレーを果たし、ワシントン・ウィザーズで活躍し、今シーズン、レイカーズに移籍し、プレーオフで圧倒的な活躍を見せた八村塁選手。
ワールドカップでの活躍が期待されて八村塁選手ですが、日本バスケットボール協会は、NBAレイカーズの八村塁選手が8月開催のワールドカップを欠場することを発表しました。
八村塁選手は「とても難しい判断だったが、今後の自分のNBAキャリアを優先し判断した」とコメントしています。

ワールドカップでの活躍が期待されていただけに、八村選手の欠場が残念だと思う方も多いでしょう。

欠場の理由として公式からは「NBA での来季の契約、またコンディショニング等の課題からの判断」との発表がありました。また、八村選手本人からも「今後の自分の NBA キャリアを優先し考慮した」上での苦渋の決断だったことが発表されています。

来季に向けてのコンディション調整や、制限付きFAによる移籍先の決定など、様々な事態を考慮して決定したとのことです。

NBAは、世界的に注目を浴びるプロリーグであり、八村塁選手にとって彼のスキルをさらに向上させるための舞台です。
NBAのシーズンは非常に過密であり、長時間の練習や試合による肉体的・精神的な負担がかかり、怪我のリスクも高まる可能性があります。そのため、八村塁選手がワールドカップに参加することで疲労やケガのリスクが高まる可能性があり、次のシーズンに悪影響を及ぼす可能性があるという判断を八村塁選手や所属するチームがした可能性が考えられます。

FIBA（国際バスケットボール連盟）が課すルールや規定に、各国のリーグとの競合を避けるために、NBAの選手をワールドカップなどの国際大会に参加させる際、所属チームからの承認を必要とします。チームの意向も含めて様々な要素を考慮することになるため、結果的に選手の出場が制限される場合もあります。

八村塁選手は、NBAでプレーし始めてから、初めてのフリーエージェンシーの為、辞退した理由の1つとして、来季の移籍先をしっかりと見極めながら、決めていきたいという想いが強かったのかもしれません。
ワールドカップ出場で怪我をしたり、コンディション調整の難しさなどあるので、自身が来シーズンプレーする上のコンディションを優先したということになります。

プレーオフでの活躍も記憶に新しい八村塁選手は、現在、制限付きフリーエージェントで、所属するレイカーズの他、７チームが獲得に名乗りあげると予想されています。

これに反して同じNBAで活躍している渡邊雄太選手は、「先に言っとくけど俺は出る　でも出ない判断をしたルイの気持ちもめちゃくちゃわかる」と八村の決断を尊重しつつ、自身は日本代表活動に参加しています。

八村塁選手のワールドカップ出場辞退について、トム・ホーバスHCは、とても残念がっており、八村塁選手と一緒にプレーできないことは、残念ですが、今の日本代表選手は、期待できる選手が多くいると語っています。