Google ChromeやsafariなどのブラウザでTwitterを見たと時に突然犬のアイコンが出てきてアカウントを乗っ取られたと思った人はいないでしょうか?
柴犬のアイコンはホーム画面のリロード時にも表示されます。
また、フォロー中タブのタイムラインでは、従来表示されていた「~さんがリツイートしました」のラベルが表示されなくなっています。
Twitterの象徴“青い鳥”のアイコン表示がWeb版で、“犬”に変更されたのは、アカウントの乗っ取りや不具合やバグではなくイーロン・マスク氏の意図で変更されたのです。
イーロン・マスク氏はは自身のツイートで「約束通り」とコメントしています。
青い鳥が犬のアイコンに代わった経緯
イーロン・マスク氏は、ツイッターを買収する前の2022年3月にユーザーに対して、「新しいプラットフォームがほしい?」とツイートしました。
これに対して「ツイッターを買収して、鳥のロゴを“doge”に変えてください」というものがありました。
イーロン・マスク氏は現実にTwitterを買収して青い鳥を犬のアイコンに変更し一年前の約束を実現しました。
イーロン・マスク氏はこの時のやり取りをTwitterに投稿しています。
As promised pic.twitter.com/Jc1TnAqxAV
— Elon Musk (@elonmusk) April 3, 2023
なぜ柴犬のアイコンに変わったのか?
この柴犬はもともと日本でペットとして飼われている犬が海外でミーム化したもので、これは暗号通貨Dogeコイン(ドージコイン)のキャラクターにもなっている柴犬「かぼす」です。
かぼすは、千葉県佐倉市で暮らす17歳の柴犬ですが、飼い主によると、かぼすは2008年11月に保護センターに持ち込まれて、殺処分される寸前で命を救われましたが、2010年にブログに投稿された写真で一躍有名になりました。
I am auctioning the original Doge meme and photoshoot as NFTs for charity!
The NFTs and auctions are officially curated by @knowyourmeme and made possible by @ourZORA.
The auctions go live on June 8th:https://t.co/ZI6wssiFAC pic.twitter.com/X2CWP2JIOL
— かぼすママ (@kabosumama) June 7, 2021
この時撮影された、前足を交差し、横目で何か考え事をしているような表情のかぼすがネット上で拡散し、多くのミームが作られました。
2人のプログラマーがビットコインのパロディとして開発された暗号通貨Dogeコイン(ドージコイン)は当初はジョークのような存在でした。
しかし、2021年前半にDogeコイン(ドージコイン)は価格が100倍に急騰し、コロナ禍のバブルを象徴する存在になりました。
イーロン・マスク氏は、警察官に運転免許証の写真をチェックされている柴犬が「青い鳥になっている写真は古い写真です」と言うイラストもツイートしてロゴが変ったことをジョークにしています。
— Elon Musk (@elonmusk) April 3, 2023
イーロン・マスク氏がドージコイン好きであることは、よく知られており、2021年には、ドージコインを「人々のための暗号通貨だ」 と述べ、2022年にはテスラをドージコインで買うことができるとツイートしています。
Web版Twitterで隠しコマンドも
さらにWeb版のTwitterで「↑↑↓↓←→←→BA」をキーボードで入力すると、犬が一回転する隠しコマンドも。
↑・↑・↓・↓・←・→・←・→・B・ A
何だこの機能… pic.twitter.com/2DeLPjF3ki
— ELECOM GAMING(公式) (@ELECOMGAMING_PR) April 4, 2023
「上・上・下・下・左・右・左・右・B・A」は、ファミコン世代なら知っているコナミのゲームで使われていた伝統的な隠しコマンドです。
初出は1986年4月25日に発売されたファミコン版「グラディウス」で、隠しコマンドを入力すると自機がほぼ最強に近い装備にパワーアップでスタートできるという隠しコマンドですが、こちらの隠しコマンドをTwitterでも実装する遊び心。
Twitterでは、従来の青い鳥のロゴも、コナミコマンドで1回転すると話題になったことがありました。
この記事は私が書いたよ!
sakura
こんにちは、sakuraです。サイトを訪れてくださり、ありがとうございます。最新のトレンド、有益な知識、そして日々の生活に役立つ情報を提供させていただきます。このサイトを通じて、皆さまの生活に有益な情報をお届けできるように頑張ります。