京都駅で発生した不審物 四塩化一黄酸とは?存在しない化学物質でヨットチームの名称? - ソラ飛ぶイルカ

2024年5月5日にJR京都駅で「四塩化一黄酸」と書かれた不審物が発見され、大きな騒動となりました。

化学物質のように見える名称から、テロの可能性が疑われましたが、実際には「四塩化一黄酸」という化合物は存在しないことが判明しました。

その物は何かといえば、琵琶湖のヨットレースに参加していたヨットチームの名前であり、忘れ物として残されていたリュックにその名称が書かれていただけでした。

騒動の経緯


5月5日の午後4時半ごろ、JR京都駅の湖西線の車内で網棚に置かれたリュックを乗客が見つけました。

乗務員に手渡されると、外側に「四塩化一黄酸」と書かれており、不審物ではないかと警察と消防が出動し、駅構内や電車の運行に混乱が生じました。

その後、リュックの中身が衣類だけだったため危険物ではないと判明しましたが、「四塩化一黄酸」の意味がわからないため、ネット上で議論や検索が盛んに行われました。

その結果、「四塩化一黄酸」は琵琶湖のヨットレースに参加していたヨットチームの名前であることが特定されました。

ヨットチームの由来
「四塩化一黄酸」という名前は、ヨットチームの代表者の名前をもとに、漢字を当て字にして名付けられたと考えられます。日本では化学物質の名称としては存在せず、金沢工業大学の露本教授も「四塩化一黄酸は化学物質の名称ではありません」と明言しています。

ヨットレースでの成績
このチームは琵琶湖のヨットレースにも参加しており、2023年春のO.Y.C CUPでは2位を獲得した強豪チームです。

Gill日本総代理店の株式会社フォーチュンがSNSに投稿した情報によると、「四塩化一黄酸」チームは琵琶湖でミドルレースに参加し、Y-30SNというヨットでレースに臨んでいました。

事件の真相
今回の事件の発端は、このヨットチームの関係者がリュックを電車に忘れ、その外側に書かれていた「四塩化一黄酸」という名前が不審物として捉えられたことでした。

最初は危険物の疑いがかけられたため、警察や消防の出動で京都駅が大混乱に陥りましたが、結果的にはヨットチームの忘れ物だったというのが真相です。

ネットの反応
ネット上では「四塩化一黄酸を中国語で翻訳したらテトラフルオロ酢酸と出てきた」「トリフルオロ酢酸もある」といった化学物質の推測や、「ヨット名だなんて関係者やらかしたな」「網棚の忘れ物はよくあるし、責めるのもかわいそう」といった意見が飛び交いました。

さまざまな憶測が広がりましたが、最終的には不審物ではなくヨット関係者の忘れ物だったことがわかり、一安心したというのが多くの人の声でした。

まとめ
今回の騒動を整理すると、「四塩化一黄酸」はヨットチームの名前であり、化学物質ではありません。

網棚に置かれたリュックにはチームの名前が書かれており、これがきっかけで混乱が起きました。

多くの人に影響を及ぼしましたが、危険物ではなくて良かったです。

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sakura

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