+1819から始まる不審な番号からの電話 どこの国の番号?カナダケベックからの詐欺電話に注意

+1819から始まる不審な番号からの電話がかかってくるという話が話題になっています。

+1819からの国際電話はどこの国からなのでしょうか?
「+1」は北米(アメリカ、カナダ)からの発信を意味しますが、アプリを使用して国内から発信している可能性があるようです。

表示されている電話番号の下には「カナダケベック」という文字列が記載されており、電話に出ると同じくNTTファイナンスを語る自動音声ガイダンスが流れてきます。

電話に出れず留守番電話になった場合のメッセージにも、NTTファイナンスを語る自動音声ガイダンスが残っています。

実際に電話がかかってきた時の動画がこちらです。

NTTファイナンスより重要なお知らせです。
現在ご利用の電話回線にて未納料金が発生しているため、法的措置へ移行します。
オペレーターへお繋ぎする場合は「1」を押して下さい。

NTTファイナンスでは、自動音声ガイダンスを用いて、未納である旨や法的に移行する旨の通知はしていないと公開しています。

詐欺被害にあったケースも多発

実際に、山形県に住む20代女性が国際電話からの着信をきっかけに、30万円分の電子マネーの詐欺被害に遭っています。
10月6日にスマートフォン宛に「+1819」で始まる番号から着信があり、女性が電話に出ると、「アサダ」と名乗る男に「マンガなどを閲覧できるサイトの利用代金が未納だ」などと言われ、民事裁判が起こされないようにと、電子マネーを要求されました。

女性は男の話を信じ、その日のうちにコンビニエンスストアで30万円分の電子マネーを購入し、その番号を相手に教えましたが、警察に相談したことで被害が発覚しました。

詐欺グループが「+1819」の国際電話を使う理由は?

国際電話を使うことで、詐欺グループが国内の規制を逃れやすくするためにカナダケベックなどの国際電話を使っています。

スマホアプリを使えば日本にいながら、国際電話番号を複数準備することが可能です。
警察から依頼をうければ、各電話事業者は該当の電話番号を利用停止にすることができますが、国際電話を使えばこの対策を避けることができるので、犯行グループは国際電話を使っています。

「+1819」からの特殊詐欺は、今年7月から急激に増えており9月には2192件に上っています。

留守番電話・電話を受けたときに上記の自動音声が流れたら詐欺なので、すぐに電話を切る・留守番電話を削除する対応を取りましょう。

警察では、国際電話番号を使った特殊詐欺が急増していることを知ってもらい、海外通話が特段必要でない人は、海外との発着信を停止できる「国際電話不取扱受付センター」に申し込み対策して欲しいと呼び掛けています。

国際電話不取扱受付センター0120-210-364(通話料無料)。

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sakura

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