- 2023年11月21日
「前線の南下に伴って気圧の傾きが大きくなり、風が強くなります。」と気象予報で報じられることが多いですが、なぜ強い風はふくのでしょうか?
季節の変わり目では、風が強くなることがよくありますがなぜでしょうか?
風が発生する仕組みと、季節の変わり目になぜ強風が多いのかを解説します。
風が発生する仕組み
風は、空気の流れのことです。
空気には気圧があり、その気圧の差によって風が発生します。
気圧に違いがあると、高い気圧から低い気圧へ空気が移動しますが、この空気の移動が「風」となります。
気圧の差が大きければ、大きいほど強い風となるのです。
地上の近くにある空気は、太陽の光で暖められた地面の熱によって暖かくなります。
空気には暖まると上にいく性質をもち、逆に空気が冷たくなると下に移動します。
地上で暖められた空気は、上空の方へと上がり、上空の方で冷やされた空気は下降します。
空気が上昇や下降すると周りから別の空気が流れ込みますが。空気の動きが風として感じられるようになります。
春はどうして風が強いのか?
春になると、季節の進行とともに南では暖かくなりますが、北にはまだ寒気が残っています。
北にある寒気に向けて、南の暖かい暖気が北上しますが、日本付近で暖気と寒気がぶつかり合い、南北の温度差が生まれます。
これにより低気圧が発達し、発達した低気圧が強風を吹かせます。
有名なのが、春頃にある暖気を含んだ南からの強風「春一番」です。
メイストームも季節の移行で起こる強風ですが、春一番と同様に寒気と暖気の温度差が非常に大きくなるため、低気圧が発達しやすくなることで発生します。
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sakura
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