敷島製パン 食パン「超熟」にネズミが混入 クマネズミとはどのくらいの大きさ?どうやって混入した? - ソラ飛ぶイルカ

敷島製パン(名古屋市)は、食パン「超熟」シリーズの一部商品約10万4000個を自主回収することを発表しました。

クマネズミとみられる小動物の体の一部が混入したことが判明したため、同じ製造ラインで製造された商品の回収を決定しました。

現時点では健康被害の報告はありませんが、同社は原因の究明を進めている最中です。

対象商品


回収対象となる商品は、パスコ東京多摩工場で製造された「超熟山型5枚スライス」と「超熟山型6枚スライス」です。

これらの商品は、関東や東北の1都14県で販売されており、消費期限は今月7日から11日までとなっています。

また、製造所固有記号「+P1」と英数字の管理番号「A」で始まるものが対象です。

連絡のあった2つの商品はいずれも群馬県内で販売されたもので、それぞれに小型のネズミの一部が混入していました。いずれも5センチ程度の大きさだったということです。

混入の判明経緯
混入の事実は、5日に消費者からの指摘によって判明しました。

混入が疑われるのは上記2商品で、すでに同社は回収を開始しています。

その後の調査でこのネズミは「クマネズミ」と判明。

商品はすでに回収済みで、これまでに健康被害等は確認されていません。

該当商品の販売エリアは、関東と東北地方が中心だということです。

クマネズミとは?

クマネズミ(学名:Rattus rattus)は、世界中で見られるネズミの一種で、都市部や農村地域で広く分布しています。その生態や特徴について以下に解説します。

大きさと外見 クマネズミの体長は約15~20センチメートルで、尾の長さは体長より長くなることが多いです。毛の色は灰色から黒色で、背中が濃く腹部が薄い色をしています。他のネズミと比べて、耳が大きく、尾が長いのが特徴です。

生息地 高い場所に登る能力に優れているため、都市部の建物内、特に屋根裏や上層階に多く見られます。また、農村地域では木の上や農作物の保管場所に巣を作ることもあります。都市の下水道やゴミ捨て場に巣を作ることも一般的です。

食性 クマネズミは雑食性で、穀物、果物、野菜、肉、魚など幅広い食品を食べます。そのため、人の生活環境にも容易に適応し、人の食物を奪うことで生存しています。

繁殖 クマネズミは繁殖力が高く、1年に3~7回ほど繁殖します。1回の出産で平均して5~10匹の子を産むため、個体数は急速に増加します。

活動性 主に夜行性で、日中は巣で休んでいることが多いです。高いところに登るのが得意で、家屋の壁や配管をよじ登って侵入することもあります。警戒心が強く、素早い動きで危険を察知して逃げます。

衛生への影響 クマネズミはさまざまな病原体の媒介者となるため、衛生面で問題視されます。特に、サルモネラ菌やレプトスピラ菌などの細菌やウイルスを運び、感染症の原因となる可能性があります。また、食品を食べ荒らすことで経済的損失を生じさせることもあります。

クマネズミの存在は、食品衛生や建物の衛生環境にとって大きなリスクとなり得るため、侵入防止や駆除が重要です。

毛の色は灰色や黒色で、非常に高い場所でもよじ登ることができるため、建物の中や屋根裏に侵入することも少なくありません。

食パンの製造ラインに混入してしまった可能性について、敷島製パンは迅速な原因究明と再発防止策に努めていると見られます。

クマネズミはどうやって混入した?

ネズミが食品製造ラインに混入する可能性には、以下のような状況や要因が考えられます。

  1. 建物への侵入経路: ネズミは非常に柔軟で、小さな隙間でも通り抜けることができます。建物のドアや窓、換気口などの開口部が完全に封鎖されていないと、そこから侵入することが考えられます。
  2. 外部環境の影響: 製造工場の周辺にネズミの生息地がある場合、特に都市部や農村地域では、その周辺の建物や廃棄物からネズミが工場内に入り込むことがあります。
  3. 設備の隙間: 製造設備の周辺や中に小さな隙間がある場合、そこをネズミが利用して内部に入り込む可能性があります。
  4. 清掃と衛生管理: 食品工場での清掃や衛生管理が不十分だと、ネズミが好むような残飯や餌になる物質が残り、ネズミを引き寄せる原因となります。
  5. 倉庫の管理: 原材料や製品の保管場所にネズミが侵入する可能性もあります。保管場所が密閉されていないと、ネズミが食料を求めて侵入し、そのまま製造ラインに入り込むことも考えられます。
  6. 建物の老朽化: 建物の老朽化によるひび割れや損傷がある場合、そこからネズミが入り込むことが可能です。

食品製造工場での衛生管理は厳密であるべきですが、それでもネズミの侵入が絶対に防げるわけではありません。徹底した点検と防鼠(ネズミの侵入防止)策の実施、さらに衛生管理の強化が重要です。

まとめ
敷島製パンの「超熟」シリーズで発見された小動物の混入事件は、食品衛生の観点から注目を集めています。

現在、同社は回収と原因調査を進めており、消費者の安全を最優先にしています。

問題が疑われる商品を手にした場合は、専用フリーダイヤルでの問い合わせや返品を利用しましょう。

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sakura

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