2月後半になり、新型コロナウイルスの新規感染者数は目に見えて減小しています。
緊急事態宣言の解除要請を県もでてきていますが、医療現場の状況や感染者数のリバウンドを考えると緊急事態宣言解除は慎重にな状況です。
Go Toトラベル事業は本年1月末終了だったのですが、旅行会社等には「Go Toラベル事業の販売を今までの条件のままで2月末まで延長しますが、販売開始日は改めてお知らせします」という通達があったまま、緊急事態宣言によりGoToトラベル事業を停止しています。
Go Toトラベル事業は延長が決定されており、延長がいつからになるか時間の問題です。
現時点で3月7日の全面解除には影響しないとみていて、GoToトラベルの段階的な再開にも踏み出す方針です。
Go Toトラベル事業がいつ再開しいつまで延長するのか等の正式な発表は、緊急事態宣言解除後に発表されるでしょうが、一部の旅行会社では、再開後の動きを狙った動きが活発化しています。
楽天トラベルや、じゃらん、Yahooトラベルなどでは、Go Toトラベルの再開が発表になる前にとった予約も、あとから割引をして予約の取り直しが不要にするようにしています。
本記事では、Go Toトラベルの再開の現時点での状況と再開後の予約の取り直しにについて各社の対応をまとめてます。
Go Toトラベル停止期間
Go To トラベルキャンペーンですが、緊急事態宣言の発令により3月7日(日)まで一時停止しています。
元々1月末で終了する予定でしたが、Go To トラベル事務局のホームページにも、令和3年3月7日(日)宿泊分(3月8日(月)チェックアウト分)まで延長を継続するとしています。
Go To トラベル事業の適用一時停止措置の継続に伴い、地域共通クーポンの利用の一時停止も再延長となっています。
一時停止期間中は引き続き、旅行会社・宿泊施設での地域共通クーポンの配布を停止し、全ての取扱店舗にて地域共通クーポンを利用することができなくなります。
政府は2月24日夕方、関係閣僚で協議を行ったうえで、26日の対策本部で、大阪など6府県の宣言を、月末をめどに解除することを決定する方針です。
残る首都圏の1都3県の宣言についても、特段の事情がないかぎり、3月7日に解除することを決定する方向で調整しています。
Go To トラベル事業は一時停止措置ということなので、緊急事態宣言終了後に段階的に再開する方針と思われます。
Go Toトラベル再開後の割引等の条件について
Go Toトラベル事業は旅行代金の35%を割り引き、15%分は買い物などに使える地域共通クーポンとして利用者に配っていました。
2020年度第3次補正予算では事業費約1兆円を盛り込んでいましたが、新型コロナの感染拡大を受け、昨年12月から全国で停止しています。
1月の緊急事態宣言再発令後、感染拡大に一定の歯止めがかかりつつあるとみて、政府は事業再開が可能かどうか検討しています。
Go Toトラベル事業について、宣言が全面解除された場合をにらみ、早ければ2月の月内に政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会で議論する見通しです。
現時点で検討されている条件は以下の内容です。この案は、複数の政府関係者が2月21日に明らかにしていますが、政府は事業再開が可能かどうか慎重に検討する方針です。
- 1人2万円までだった旅行代金の上限を1万円に見直し、5000円まで段階的に引き下げる
- 実施期間は秋から年末まで延長
- 少人数での「県内旅行」を対象
- 平日の補助率引き上げや休日の割引適用除外
割引率の変更
Go To トラベルキャンペーン再開する場合には1人1泊2万円の補助上限を減額する案が政府内で浮上していることが分かりました。
1人2万円までだった旅行代金の上限を1万円に見直し、さらに段階的に引き下げる案や、5000円に大幅減額。
2万円の補助上限額については、利用者が殺到して感染リスクが高まる懸念があることや、これまで高級宿泊施設に利用が偏っているとの指摘を考慮し、減額が検討されています。
延長期間
割引率を段階的に引き下げて、期間を秋から年末まで延長する案が出ています。
県内旅行に限定
政府内では、事業を再開する場合、各都道府県の感染状況が「ステージ2」程度となることを条件に、当初は県内発着に限定する案が浮上しており、当面、少人数での「県内旅行」を対象にする案が検討されています。
平日の割引引き上げや休日の割引除外
平日の補助率引き上げや休日の割引適用除外も検討されていますが、平日に休みをとりにくい会社員には不公平という指摘もなされています。
Go Toトラベル再開前の予約もあとから割引に
緊急事態宣言解除後に、停止しているGo Toトラベルキャンペーンの再開の動きが期待されています。
各社、再開後の動きに乗り遅れないように、再開前にした予約についても、Go Toトラベルキャンペーンの割引の金額を適用させるように動いています。
Go To トラベル事業は、政府の緊急事態宣言に伴い、3月7日まで全国一律で停止措置がとられており、各予約サイトでは、Go To トラベルの割引を適用した新規予約の受付を停止しています。
感染者の数も落ち着いてきたこともあり、旅行の需要が戻るという予測の元で各社の動きが活発化しています。
各社ともに共通なルールは以下になります。
- 「国内宿泊」のみ対象 ※楽天トラベルはツアーも対応可
- クーポン併用不可のものを適用している場合には適用不可
- 割引は再開するGoToトラベルの内容によって割引率は異なる
- 実施、終了期間は未定
- 会員で予約した場合のみ対象
Go To トラベルの再開が発表されたあとに、予約の取り直しが必要なく予約時の料金から割引になります。
楽天トラベル
じゃらんnet
Yahooトラベル
一休.com
Go Toトラベル延長がない場合の注意事項
GoToトラベル事業が再開されない場合、割引の適用はありません。
またその場合にご予約をキャンセルされる際は、規定のキャンセル料が適用されます。
割引率も決まっておりませんので、35%の割引ではないと行かないという場合には、キャンセル料のかかる日にちを確認して、キャンセル料の発生の日までに予約をキャンセルしてください。
キャンセル料が発生する日以降に、既にご予約済みのご旅行をキャンセルされる場合は、規定のキャンセル料が適用されます。
GoToトラベルがない場合に旅行に行かないのであれば、プランのキャンセル規定は必ず確認ください。
予約内容確認画面に、いつからキャンセル料が発生するかは記載されています。
先の日程であれば、キャンセル料の規定から外れていると思いますが、2週間前から発生するホテルや、プラン内容によっては予約と同時にキャンセル料が発生するケースもありますのでご注意ください。
キャンセルに問題がなければ予約完了してください。
ただし、キャンセル料が発生する前にGoToトラベルの再開が発表されない場合には、一度キャンセルをしたほうがいいかもしれません。
事前予約のメリット
事前予約のメリットには以下のようなことがあります。
①早めの予約で希望の日程、ホテルで予約ができる
人気のホテルは、繁忙期には満室になる可能性が高いです。
半年以上前から満室になっているところも多いのですが、コロナの影響で今なら希望の部屋が予約できるかもしれません。
GoToトラベルキャンペーンが始まってからだと、多くの人が動き出す為、一気に予約が埋まってしまう可能性があります。
早めに予約をすれば、希望の日程で部屋を予約することができます。
②稼働の低い時期に予約をすることで、旅行代金を安く抑えることができる
航空会社、ホテルは稼働に応じて料金が変動します。
現在の状況ではほとんどの航空会社、ホテルが稼働が低い状況なので、低い料金で設定している可能性があります。
稼働が上がることで料金も上がることが予想されるので、稼働の低いうちに予約をとれば、旅行代金をおさえることができます。
GoToトラベルキャンペーンがはじまってからは、稼働が上がり航空会社、ホテルは料金をコントロールすることが予想されます。
おすすめの予約サイト
各予約サイトもGoToトラベルキャンペーン再開後の動きがでてきています。
以下の予約サイトは大手の旅行予約サイトですが、各社同じ動きをとっています。
- 楽天トラベル5
■楽天トラベルを利用するメリット
日本国内のホテル・旅館・ペンションなどの宿泊施設予約を軸に、高速バスチケットの販売、国内航空会社各サイトの仲介、国際線航空券の販売、また、「楽パック」と呼ばれる国内旅行のダイナミックパッケージと海外旅行のツアー・ダイナミックパッケージを扱っています。
楽天スーパーセールなどで発行されるクーポンが多かったり、ポイントupプランが多いので、タイミングによっては思わず安く予約できるのが楽天トラベル。
楽天のポイントはいろいろなキャンペーンを利用することで、もらえるポイント増やせることがメリットです。
- Yahoo! トラベル5
■Yahooトラベルを利用するメリット
インターネット検索大手のYahooの旅行サイトですが、Yahooが旅行商品を作っているわけではありません。
実は「ホテル予約サイトごとの料金比較サイト」であり、複数の旅行会社の料金が比較できます。Yahoo!トラベルではTポイントがたまります。
さらにYahoo!プレミアム会員/ソフトバンクスマホユーザーならヤフープランのポイントがいつでも5%以上溜まるので、あてはまるのであればポイント面での優遇は大きいです。
クーポンやタイムセールも定期的に開催しているので、タイミングが合えばお得に利用できます。 - じゃらん5
■じゃらんを利用するメリット
国内旅行の分野では、楽天が運営する楽天トラベルなどと共に、代表的な旅行予約ウェブサイトの一つです。
じゃらんはキャンペーンの数が他のサイトより多いのが特徴。
ホテルとしてはキャンペーンが多いと料金も安く出さないといけないので、他のサイトよりも安くなりがちです。
宿泊予約をすると2パーセントがPontaポイントとしてたまります。 - エクスペディア5
■Expediaを利用するメリット
エクスペディアは、世界30か国以上でサービス展開しているグローバルな旅行予約サイトです。
国内・海外のホテル、航空券、その他旅行に必要なものをワンストップで予約ができます。
海外旅行に強いサイトでしたが、最近は日本国内の旅行でもエクスペディアを利用する旅行者は増えています。Expediaの会員はクーポンやセールも充実しており、メールで会員限定のクーポンが配布されます。
- JTB5
■JTBを利用するメリット
誰もが知っている日本でナンバーワンの旅行会社。
高級旅館・ホテルから、 お得なシティホテルなど24時間オンライン予約可能です。
ホテルからの在庫が特別枠をもらっていることもあり、他の予約サイトで予約できない時もJTBなら空いていることもあります。
るるぶトラベルプラン、JRや航空券(JAL,ANA)などの交通と宿泊がセットになったプランが人気です。
割引クーポンやタイムセールプランもあるのでタイミングによってはお得に予約できます。
まとめ
2021年1月31日までが期間だったGotoトラベルキャンペーン。
政府は延長する方針を固めていましたが、感染者も減ったことやワクチン接種もはじまっていることから、3月後半から再開されるかもしれません。
油断すると感染が拡大することが懸念されますので、旅行の際には十分にお気をつけください。